青森、秋田のまとめ(21.22.23.24.25日目)前編
こんばんは、金澤でーす。
今は山形県の天童温泉という道の駅にいます。今日の寝床ですね。久しぶりに半袖、サンダルを装着しました。
いや、山形暑すぎ!!暑すぎやろほんま、なんなん?北海道にいる間にいつの間にか本州は夏になってました。
6/24の夜から今日の朝まで青森と秋田を通ったので振り返ります。
6/24
17:30函館発のフェリーにしゃおみと乗り、青森を目指す。しゃおみは出航ギリギリまでラッキーピエロという函館限定のハンバーガ屋さんに行っていた。僕のぶんも買ってくれていた、サンキューしゃおみ。
3時間ほどの航海を終え、青森に到着、久しぶりの本州、実に二週間ぶりくらい?
目指すのは、北海道の屈斜路湖という湖で出会ったお母さんの家。ご厚意に甘えて泊めていただきます。
走ること1時間少し、黒石市にあるお宅に到着しました。
待っていたのは満面の笑みのお母さんと、布団!布団!布団!布団!
しかもかわいい!家の布団って感じの布団!布団で寝るのも本当に久しぶりだった。ありがとうお母さん。とてもリラックスのできる夜を過ごしました。
6/25
起きると暑い、暑いです青森、天気は快晴、こんなに気持ちのいい天気も久しぶりだった。
お母さんはサイコーの朝ごはんを用意してくれていて、なんだか涙が出そうになった。ニシンがめっちゃ美味しかった。
お昼もご馳走になって、お礼を言い、お土産と手紙を渡して出発。お母さんありがとう!
行き先は弘前城、
ちょうど石垣の改修工事を行なっていて、レアな姿が見れました。
この日は出発したのが遅く、時間も遅かったのでキャンプ場に向かった。
しゃおみはこれから白神山地に行ったのち、太平洋側を下るので、この日でお別れ。お惣菜と発泡酒でパーティしました。
満腹になり、眠る時間、テントに入る。眠っていると、外から獣の唸り声がして2人とも目を覚ました。
しゃおみは、武器になるものを持った方がいいといい、僕は何故だかiPhoneのバッテリーを握った。いやなんねーよ、武器には。
結局獣は何処かに行ってしまった。小さい狐とかかも知れなかったけれど、姿が見えないと怖いものだね。
その日はなかなか寝つけませんでした。
6/26
2人で白神山地へと向かう。
まずビジターセンターという施設に行った。白神山地の歴史や、ブナの生態などが事細かく、綺麗に展示されていてとても美しかった。
インフォメーションで情報を聞き、とりあえず暗門の滝という場所を目指す。
20キロほどの道のりを走り、暗門の滝の駐車場のようなところにたどり着いたのだが、係員に聞くとまだ雪が残っていて行けないらしい。
仕方ないのでそこから出ているシャトルバスに乗り、白神山地が一望できる丘へと向かう。片道30分ほど砂利道を進む。
丘からの景色はふつーに綺麗だったが、世界遺産!!とまでは興奮しなかった。樹齢四百年相当のブナの木、通称マザーツリーを見ることもできた。
そこから一二湖という場所に向けて走ろうとしたのだが、近い道が封鎖されていて100キロほどの迂回をしなければならないことが分かる。
しゃおみの目指す太平洋側とは真逆の日本海へと走ることになってしまう。しゃおみは行くかどうかラーメンを食べながら迷った挙句、
行くことに決めた。ちなみにこのラーメン、麺に白神のリンゴが混ざっているらしい。リンゴはさっぱり感じられなかったけれどスープがめちゃうまでした、500えーん。
一二湖に向かうべく、岩木山という大きな山をぐるりと反時計回りに回る。
リンゴ園越しの岩木山はとてもきれいです。
そして、一二湖付近に着いた頃には夕暮れ。ひとまずそこの名物の、不老ふ死温泉に入った。
この黄色は、お湯の鉄分の色。透明度がすごく低かった。ちなみに26日は風呂の日で無料ではいれましたラッキーピエロ!
風呂から上がるとあたりは薄暗く、寝床を探すにもキャンプ場も近くになかったので、駅の待合室で一泊した。ごめんなさい、ジェイアールさん。
待合室には僕の大好きなよつばと!という漫画が全巻揃っていて、いやーセンスあるなぁと。めちゃくちゃ読みました。
てかまだしゃおみおるやん!一緒に!
6/27
6:30ごろ起床、一二湖に向けて出発。昨日頑張ったおかげで残りは15キロほどだった。
一二湖では散策ルートで団体の旅行客と一緒になって、ガイドを盗み聞きしながら進んだ。
ブナ林はとても美しかった。白神山地と屋久島はもののけ姫の舞台にもなっているのだが、どこにシシガミが出てきてもおかしくないような雰囲気でした。
一二湖で1番の透明度を誇る青池。本当に青かった。他の池とは違って湧き水で出来ているため水が新鮮で、底に沈んだ倒木までもが生命にみなぎっていた。
十分に満喫し、土産物屋を物色し、海沿いを南下する。出発するときに、しゃおみが裏に手紙を書いた写真をくれた。
そして道の駅で、本当の最後の晩餐。
カレーうどんでしたー!うめかった。
外に出てタバコを吸いながら日向ぼっこ。天気がよかった。僕は、写真のお返しに、北海道の音威子府(おといねっぷ)村で買ったキーホルダーに、交通安全と書いて渡した。
しゃおみに、どうやってバイバイするか聞くと、あっさり行こうと言われたので、僕もそれがいいねと言った。
そこから30キロほど一緒な道を走る。ガソリンスタンドにより、給油。しゃおみが二つ持っていたガソリンの予備の携行缶を一つくれた。ありがとう。
あとどれくらい一緒かと聞かれたので、このくらいだと教える。今まで彼が先に走っていたのに、別れるとき分かりやすい、とかいう勝手な理由で僕が先に走ることになった。
それから10分ほど走り、別れはあっさり訪れる。僕が右折、彼は直進。
それまでなんともなかったのに、急に寂しさがぐっと押し寄せた。バイバイ!!と大きな声で叫び、手を振りながら道を曲がった。
しゃおみもなにか言っていたようだったけれど聞こえなかった。
1人になった途端、あーもう一緒に走ることはないんだと改めて実感した。二週間も朝から晩まで一緒にいると、2人でいることが当たり前になりすぎて、1人でどう走ればいいのか分からなくなってしまっていた。
しばらく寂しんだ後、いつまでも寂しんでいても仕方ないので、僕は僕の目的地である安の滝に向けて走る。寂しむって言葉、存在します?
安の滝までの道がまー辛かった!!5キロに及ぶ砂利道、しかも1キロ進むごとに、「あと4キロ」と言ったカウントダウンをしてくれる。ありがた迷惑だった。
なんとか乗り越え、駐車場に着いてからも1.9キロのアップダウンのある登山道が待っていた。時間も遅くなっていて、明るいうちに下山したかったので少し急いだ。
先にあった景色はサイコーでした、高さ90メートルから落ちる滝、圧巻です。
しばらく眺めたのち、また同じ道をなんとか引き返す。
そして風呂に入り、近くのコンビニまで50キロ走る。街灯がない。本当に全然ない。山間部。めっちゃ怖かった。そしてまた駅の待合室で一泊。待合室は虫がすごくいた。その中に蛍が紛れていて綺麗だった。
続く。
金澤
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